I am not genius

ちょうど1年前の今日、医学部時代の友人たちが中心となって壮行会を開いてくれた。

高校の友人、会社の先輩後輩、その他遊び仲間も含めて70人くらい来てくれた様子から『結婚式みたいだ』とある友人はつぶやいた。

 

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会の最後に、何か話したいとネタを考えていてちょうど思いついたのが『僕は天才じゃなかった』という話。

自分は天才じゃない、でも相手を知り自分を知り戦略を立て、努力し、そして多くの人の協力を得ることでここまで来れた。というような話だ。

(因みにまだ何も成し遂げていないというクレームは受け付けていない)

 

幹事を買ってくれた藤田からの、孫正義の伝説のスピーチにあやかれという無茶振りになんとか答えようという一心だった。

その直後、尊敬する友人の1人から力強い握手をされた時とても報われた気持ちになったのを覚えている。

時折、何の言葉はなくとも握手だけで友人の強い気持ちが伝わってくることがある。

思い出すと泣きそうになる(TEDで泣いた僕の涙腺は恐らくMITで一番緩い)。

僕も何か残せているだろうか。

 

少し話は違うがモルガンスタンレーでの入社当初は非常に苦労した。

ミーティングの話は分からないものばかり、高校の先輩らしい岩瀬大輔の『入社1年目の教科書』をバイブルに暗中模索。

唯一の楽しみは毎晩1話ずつビールを片手に彼女と見た24だった。

社会人になりたてとは皆そんなものかもしれない。

 

漸く経ってペースが掴めてきたのは情報が少しずつ揃ってきたころ。

周りの人はどうやって日々の情報を得ているのか。毎日山のように来るメールのうち、どれくらいに目を通してどこまで頭に残っているのか。

アウトプットをどこまで深めれば、もしくはどの角度から言えば価値が出るのか。誰に何を聞けば情報が出てくるのか。

(だからほどほどの飲みニュケーションは意味があるのだ。おれは大抵飲みすぎる)

 

MBAも始まって1年近くが経過しつつある。

最初はFOMO(Fear of missing out)丸出しで全イベントに参加、不器用に走り回ってインターンも終盤を迎えると振り返ると色んな情報が揃ってきた。

それはこちらのJokeやParty、交流会での振舞い方からキャリアまで幅広い。英語表現も無意識下での蓄積は相当なもの。(夢の中の僕は相当に流暢だ)

だから必死も良いけどちょっと俯瞰して、うまく戦略的にものごとを進めていこう。