1%のクリエイティブと99%の非クリエイティブ?

『日本とイタリアは似ていると思うんだ。』

 

3人いるイタリア人クラスメイトの1人、Jordiからの一言に僕は驚いた。

多くの著名な芸術を生み出し、現在の建築、美術、食と幅広い分野において世界で確固たる地位を築いている両国はその他の部分でも共通点が多いのではないかとのこと。

 

日本では自己をクリエイティブだと見なす人が圧倒的に少ない。下図は各国のZ世代(12-18歳のことらしい。ドラゴンボール??)を対象にしたアンケート。自分を創造的だと思う生徒が欧米比遥かに少ないのがわかる。

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均質性、横並びを尊び、幼稚園から新入社員まで型にはめ続ける教育。同じ服装、靴、髪形で揃えた人たちの入社式の写真が話題になったのは記憶に新しい。組織ファーストな全体主義的なカルチャーからナカマを尊ぶ傾向が生まれてきたと言っても文化ってものはなかなか変わらない。高齢化が進めば猶更だろう。

 

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それを創造性の敵と見なす風潮に何の違和感もなかったが確かに日本は芸術、そしてエンターテインメントの分野において非常にクリエイティブなのは確かだ。ポケモンはもちろん、南米の男友達はみなドラゴンボールZの主題歌を歌えるし、女性のセーラームーン人気には驚いた。

 

1%のクリエイティブと99%の非クリエイティブによって日本人は構成されているのでは?非創造的な文化とクリエイティブにおける強烈な実績を折衝する仮説だが皆さんの感覚はどうだろうか。

 

今後国内エンタメ市場がますます細ってしまうとクリエイティブを支えることも難しくなるかもしれない。下図は1例として週刊少年ジャンプの発行部数だ。現在はさらに落ちて200万部を切っているとのこと。こちらでも毎週かかさず少年ジャンプとヤングジャンプをチェックしているほどのマンガファンとしてはとても気がかりだ。

 

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僕たちの教科書を作っているのは文科省じゃなくて集英社と講談社と小学館だ。努力の尊さもリーダーシップも女性との接し方だって、みんな漫画が教えてくれた。だからノイジーマイノリティのの意見で味気ない物になっちゃったら嫌だ。漫画の話は本当に尽きない・・・

 

 

少年ジャンプ展行きたかったなー!

 

 

 

クリエイティブな人たちの部屋は散らかっているらしい。だから僕も・・・しょうがないんだろうきっと;;