Startup Nation

余暇のことばかり書いてきたが本来の目的はもちろん仕事、医療機器を開発するスタートアップでBusiness Developmentを手伝ってきた。

 

ご存知の方も多いだろうがイスラエルはStartupが非常に盛んになっており、軍/アカデミアのシーズから多くの事業が産まれている。最初は国策として設立されたVenture Capitalが多くあったようだが今は米系の名門ファンドも事務所を構えており、僕が働いた会社もそこに投資されている会社だった。

 

ビジネスを担当しているのがCEOのみだということもあり、CEO直下で働く中で色々と話を聞くことが出来た。そのうちの1つがカルチャーに関するものだ。イスラエルは非常にダイレクトなコミュニケーションをとることで知られている。国家を大家族と捉えていることが背景らしいが日本やアジア諸国とは真逆、アメリカを更に飛び越えた反対側の極致にあるようだ。またイスラエルは市場が小さいため海外企業との協業が欠かせないのだがそこでコミュニケーションの問題が起こるケースが多いようだ。

 

もう1つの文化的側面が行動的、リスクテーキングだということ。これもアジアとは真逆で強烈な”Can do mind”を持っているのだ。案の定リスク指向性やノウハウ蓄積の足りなさ(業界スタンダードへの理解の欠落など)から来る様々な問題があるもののバイタリティ豊かに次々と新しいことに挑戦する姿は魅力的だ。

 

さて僕らのチームはと言うと幸いにしてMBA生は僕だけで、常に冗談を飛ばしながらメリハリをつけて働く非常に心地良いチームメイト達に恵まれることが出来た。(周りの同級生からもyour team is coolと言われ鼻が高い)

 

プロジェクトの中間のフィードバックで指摘された改善点は案の定トピックによるモチベーションの落差。うーん皆よく見ている。もうこれを書いている時点では現地でのプロジェクトは終了しているので寂しい限りだが最後の発表まで明るく楽しくやりきろう。