Neuroplasticity
最近Youtube、特にTEDxにはまっている。
残念ながら大抵のプレゼンはつまらない。(はまっているのに何て言い方だ)Contents vs Deliveryで言うところのDeliveryに偏ったパフォーマンスだけのものが多い印象がある。
しょうがないだろう。ほとんどが素人なんだから。
ただ大勢の素人のうちのごくひと握り、つまり再生回数15,000,000回を超えるもの(現時点で127,333動画のうちのトップ14個だ)はさすがにどれも突き抜けて面白い。大勢の素人のトップがプロを凌駕するのを見れるのは発信のハードルが大きく下がった時代の醍醐味。
有名なのはProjeria(早老症の1種)のSam Bernsや日常の仕草が自己イメージに及ぼす効果について語るAmy Cuddy(下記写真の女性を見たことある方も多いだろう)だ。
堂々のトップはなんと再生回数ほぼ7千万回(この3倍を超えるピコ太郎はやはり只者ではない)の” Beatbox brilliance” 、Australia人のボイスパーカッションパフォーマンスだ。(世代的に学校へ行こうを思い出した)
僕が特に面白いと思ったのはNeuroplasticity、人間の脳の力を大人になってから伸ばすことが出来る可能性について話しているものだ。(https://www.youtube.com/watch?v=LNHBMFCzznE)
脳科学者であるプレゼンターによると、脳に関する知識は日々塗り替えられているとのこと。
たとえば“人間の脳は普段は10-20%しか活動していない”という話は以前よく耳にした。そこから転じて“眠っている力を解放すればとんでもない能力が発揮できる”というのはフィクションでも好んで使われた理論。ナルトのガイの必殺技やワンパンマンの桁はずれた強さの説明も用いられていた。しかしどうやらわれわれの脳は普段から割とフル活動していることが最近分かってきたらしい。
また“思春期過ぎたら中枢神経の構造はほぼ変化しない”というのも以前学んだ。この理論に疑問を投げかけ、“年齢に関わらず行動次第で脳の力を伸ばすことが出来る”というのがプレゼンターの主張。人生100歳時代でいつまでも成長できる、と思うとワクワクする。
『子供たちの英語がペラペラになっていてうらやましいんだ』
去年の夏、卒業間近にキャッチアップしようということで会った同じ時期にMBAに留学した日本人が言っていた。
本当に、大人になったら英語力は伸びづらくなってしまうのだろうか?ネイティブのようにはもうなれない?確かにサッカーだとゴールデンエイジは10歳くらいでそれまでの技術習得が選手の将来を分ける。だから英語力も大人になると学びづらいのかもしれない。
僕としては、やり方しだいでどうにでもなると信じ続けていたい。同級生を見ていても特に努力をしていた同じクラスの4人は顕著に伸びていたしNeuroplasticityの考え方にも勇気付けられた。
ちなみにTEDxの中でHow to learn any language in six monthsというのもある。その中でプレゼンターは“語学学習をPhysiological trainingと捉えろ”、となんだか上記脳科学者と似たようなことを言っていた。(https://www.youtube.com/watch?v=d0yGdNEWdn0)
具体的な方法の1つがBrain absorption、とにかく学びたい言語を聞き続けることだそう。素直な僕はこれ幸い、とますますYouTubeに没頭するのだった。
ここで今回は終える予定だったのだがもう少し。
一応言い訳をしておくと、YouTubeではCNBCやNational Geographicなど硬い内容のものも見て(聞いて)いる。もちろんくだらないものもたくさん見ているのだが。
ニュース系の番組だと最近ではGovernment Shutdownについての話がメイントピックの1つだ。同じ件について同級生たちと話すと空港で不便な思いをしたという話を良く聞く。(ポストMBAはコンサル多い)
語りつくされているが、一国の長が国民800,000人を1ヶ月以上タダ働きさせる、もしくは給料もないし仕事もない状態にするというのはちょっと正気の沙汰だとは思えない。僕がそうなったら即座に有職ホームレスだ。
大変な目にあっている方々には本当に気の毒だと思うと同時に、選挙で間違った選択をしたツケがきていると冷めた目で見てしまう自分もいる。国のトップになるのに不適格な人間というのは確かに存在する。