Will our children be better than us?

去年の夏のこと。

 

『Yukiは最近の21歳をどう思う?』

 

グループディナーの中で最年少だった学部生の女の子がおもむろに切り出した。

 

ただの世間話のつもりだったのかもしれないが僕は人を世代で捉えるのはあまり好きではない。適当に返しつつ、下の世代から自分たちとは異なる人種として扱われたことに新鮮さを感じた記憶がある。

 

こちらだとMillennials、Generation Z、Digital Native。そして日本ではゆとり、草食系から団塊世代まで多くの人が正しいと思う文脈は存在している。ただそれらは表現そのものが的を得ているかよりも分かりやすさ、面白さ、更には受け入れられやすさによって定着していくと思う。

 

それよりも世代間の人格差を形作るのは発達過程の生理現象や老化現象など、時代や人種にかかわらず普遍的に起こる出来事だと考えていた。

 

 

 

とあえて過去形を使ったのだが、2000年前半と比べてTeenagerの非飲酒率増加(アイスランドで23% => 61%)、犯罪率減少(イギリスでなんと3分の1に)、性経験率も低下(アメリカで54% => 41%)とライフスタイルは実際大きく変化しているらしい。

 

さらに“友達を簡単に作れる”15歳の割合は各国軒並み低下している。みな人間関係に慎重になっているのか。

 

 

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皮肉というか、性経験割合の低下に反しオンラインコンテンツへの中毒は日に日に大きな問題となっているようで、若くしてEDになった男性たちを扱ったDocumentaryを最近何本か見た。(詳しくは書かないが興味のある方は調べてみてください)刺激から自分を切り離して生きていくのは簡単なことではない。

 

最後に、記事のまとめの部分をのせておく。

"One way of thinking about the differences between the youth of today and yesterday is that today’s lot are taking it slow. They are slow to drink, have sex and earn money. They will also probably be slow to leave home, get married and have children."

 

 

The Economist: Teenagers are better behaved and less hedonistic nowadays

https://www.economist.com/international/2018/01/10/teenagers-are-better-behaved-and-less-hedonistic-nowadays?fsrc=scn/fb/te/bl/ed/teenagersarebetterbehavedandlesshedonisticnowadaystheyouthoftoday&fbclid=IwAR3MwOcfHFqKeKAobQtuH7zaj4JbKQJa4fc7SVp-3Un2K4zCdWes7Llt_yY